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『ビーズでたどるホモ・サピエンス史』(昭和堂) - 著者:池谷 和信 - 磯田 道史による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『ビーズでたどるホモ・サピエンス史』(昭和堂) - 著者:池谷 和信 - 磯田 道史による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:池谷 和信出版社:昭和堂装丁:単行本(336ページ)発売日:2020-04-11 ISBN-10:4812219272 ISBN... 著者:池谷 和信出版社:昭和堂装丁:単行本(336ページ)発売日:2020-04-11 ISBN-10:4812219272 ISBN-13:978-4812219270 シンボルを共有し、こだわる罪深い脳ビーズの研究は絶対的に重要である。ビーズは「素材に穴をあけて紐(ひも)でつなげたもの」だが、ほかの道具とは決定的に異なっている。ビーズは無くても死なない。槍や火打石の如き、生活必需の実用品ではなく、愛玩物である。ところが、石器時代の飢餓のなか、ビーズ作りに熱狂する壮大な「無駄」をやった我々ホモ・サピエンスが生き残った。ネアンデルタール人もビーズをもったが、マンモスの牙で1万点のビーズを作る執念をみせたのは我々である。他の動物とは違う明らかな「変態」で、この変態性が文明を作った。 米スミソニアン博物館の展示によると、人類が槍や刃をもったのは25万年前。ビーズをもったのは12~10万年前であ