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全世界興行収入は10億ドル超え…ディズニーの大ヒット作『ズートピア』があえて描かなかった“問題”とは? | 文春オンライン
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全世界興行収入は10億ドル超え…ディズニーの大ヒット作『ズートピア』があえて描かなかった“問題”とは? | 文春オンライン
『ズートピア』は、ここ20年の間に制作されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編作... 『ズートピア』は、ここ20年の間に制作されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編作品の中でも、出色の1本だ。『ロビンフッド』のような、擬人化した動物が登場する作品を、というアイデアからスタートした本作は、キツネが主人公のスパイアクションというアイデアを経由して、ウサギとキツネのバディ・ムービーという形で完成した。映画のために動物のリサーチを進めたスタッフは、最終的に、動物キャラクターを通じて、固定観念や偏見を扱う物語にたどり着くことになった。 ◆ ◆ ◆ ウサギとキツネに向けられるステレオタイプな見方 進化した肉食動物と草食動物が平和に共存する都市ズートピア。主人公は、ズートピア初のウサギの警察官となったジュディ。彼女は「ウサギは警察官になれっこない」といわれながらも、子供の頃からの夢をついにかなえたのだ。初仕事が彼女の意欲の大きさには見合わない駐車違反の取締りではあったけ