第718回 needrestartで学ぶパッケージのフック処理 | gihyo.jp

Ubuntu 21.04から、サーバー版に「needrestart」というパッケージが最初からインストールされるようになりました。これはパッケージの更新時に再起動が必要なデーモンを通知してくれる仕組みです。便利ではあるものの、パッケージの更新を開始して放置したら、最後のほうでメニューが出て止まっていたということも起こりえます。そこで今回はneedrestartの設定方法と、どういう仕組みで動いているのかを解説しましょう。 needrestartの基本 glibcなど特定のライブラリパッケージに脆弱性が見つかり、対応が行われたとき、そのパッケージの更新だけではまだ対応が完了したとは言えません。実際にはそのライブラリを利用しているプロセスが一通り再起動し、ライブラリを再読込することでようやく脆弱性が解消されるのです。 しかしながらどのパッケージが更新され、そのパッケージに属するライブラリファイ

[tmtms]

ライブラリアップデート時にそれに依存しているデーモンも自動的に再起動するようにしといた方がいいんだろうな…と思ってこれを設定してみた。

[thaim]

apt upgrade時に見慣れないメッセージが出力されているので初めて存在に気付いた。

[tmatsuu]

21.04以降のサーバー版/Cloud Image版Ubuntuは、needrestartの影響でapt upgradeが途中で停止する可能性があるので注意。なるほど。コンテナのbuild時は大丈夫かな。調べてみよう。