熊本初「平日限定のバス運転手」募集 熊本電鉄 土日祝休みの正社員採用｜熊本日日新聞社

熊本電気鉄道（熊本市）は、平日限定で働く正社員の路線バス運転手の勤務制度を導入し、求人募集を始めた。バス業界では全国的に珍しい取り組みで、熊本県内では初めてという。多様な働き方を提供し、担い手確保につなげる。 熊本電鉄のバスではこれまで、正社員に週休2日制や週休3日制、休日が少ないフルタイムの勤務を採り入れてきた。四つ目となる平日限定は9月下旬に導入した。土日祝日は休みとなる。 いずれの勤務も、入社後の変更が可能。社員が家庭環境やライフステージに応じた働き方を選べるようになれば、離職防止の効果もあると期待している。 路線バス各社では、慢性的な運転手不足が続いている。県内のバス事業者5社でつくる共同経営推進室によると、2023年度末に在籍した運転手は939人で、1年間で12人減った。熊本電鉄の応募者は増えているものの、定員よりも15人不足しているという。 運転手の確保が進めば、現在絞っている