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歌人が読む杉本博司の57577(絶滅写真展)|千種創一
一時帰国したこの夏は涼しかった。その冷夏の中、企画展「杉本博司 絶滅写真」(2026年6月16日〜9月13... 一時帰国したこの夏は涼しかった。その冷夏の中、企画展「杉本博司 絶滅写真」(2026年6月16日〜9月13日、東京国立近代美術館)は、「杉本博司の和歌がひどい」というような多くの失望の声によりSNSで軽い炎上状態になっていた。展示において杉本は、これまでの写真アート作品の横に解説的なキャプションをつけ、さらにその各キャプションの最後に57577のテキストを添えているのである。 杉本展をめぐっては、根拠を伴わない「感想」は多かれど、具体的な根拠を明示した「批評」は、僕の観測範囲ではあまり見なかった。ゆえに本稿では、杉本展のテキスト部分に着目し、微視的な批評を加えてみたい。 1 はじめに 議論に入る前に、前提を本稿読者とすり合わせるため用語を確認しておきたい。といいつつ、現在、遠くの街に来ており、手元に参考書籍がないため、後日修正すると思うが、会期もあるのでとりあえずの認識としてここに記す。



2026/09/03 リンク