「絶望」から始まったサブカル 栗本薫と唐沢俊一｜柿生隠者（かきお・いんじゃ）

唐沢俊一さんが９月２４日に亡くなったことで、「サブカル」に関して、新たな議論が起こりました。 とくに反響が大きかったのは、こんなXのポストでした。 唐沢俊一とかいう世代内でも最低レベルのカスみたいな人物を取り上げてこういうこと言うのもアンフェアかもしらんけども、いわゆる「80年代サブカル」が日本の戦後文化史上最も無価値なだけでなく、社会にとっての大きな害悪であったという歴史的評価については今後もしっかり共有していきたいですね。 唐沢俊一とかいう世代内でも最低レベルのカスみたいな人物を取り上げてこういうこと言うのもアンフェアかもしらんけども、いわゆる「80年代サブカル」が日本の戦後文化史上最も無価値なだけでなく、社会にとっての大きな害悪であったという歴史的評価については今後もしっかり共有していきたいですね。 — 京都大学アニメクリティカ (@animecritica) September 3

[Midas]

補助線をひいとくとそういった(「ベストセラーの構造」に代表される)時代もリーマンショックと共に終わり以降の唐沢は余生を過ごしてたとすらいえる(いわゆる氷河期と共に終わったものは多いのだが未だ検証されてない

[localnavi]

温帯の作品はグインサーガしか知らんが、いつしか男は全員ナリス萌えに、女は全員アホになって読むのをやめ、グインがトーラスのオロの家族に会ったと聞いて久々に読んだら文章が酷すぎてこっちが絶望した。

[jankoto]

唐沢俊一の性格が最悪だったのは時代性もあると思う。この世代の文化人(宮台真司とか)は無駄にニヒルでアウトローぶるところがあって、その根底にはおそらく「絶対性への絶望」がある

[Domino-R]

いま話題のw村上春樹もそうだが、「大文学」の不可能性を言うことは当時多分トレンドだったのよ。その代わりに現れたのが大衆メディア（と切り離せないサブカル）での露出で、彼の嫉妬はそこへのモノよね。

[cu39]

「『大文学』を諦めて絶望」して周囲に感心されるなんてまさに中心の作家様に許される振る舞いで、唐沢が卑近な劣等感を抱いたことに何の意外性も感じず（まったく水準が違う）。

[outalaw]

自分はサブカルがとんとわかっていないことが改めて分かった

[nuara]

ぼくらの時代とか中島梓名の評論とか読んだが、読後に何も残らない作家だなあと辛口に評価していた。今思えば、サーガやらBLやらの「物語」分野を切り拓いた人やったんやね。

[nessko]

個人的には栗本薫も、私にとっては「橋本治が褒めた女は早死にしがちである」の一例だったりする。もともとマンガ家になりたかった人なので小説でそれやってたかんじよね。# 草笛光子の例外ぶりは格の違いでしょうね

[gonai]

グインサーガを100巻までに完結させていたら、栗本薫は伝説になっていたかもしれん。ナリスが邪魔すぎた。

[EurekaEureka]

腑に落ちる。"１９６０年代に生まれた私は、サブカルの勃興を、最初から見ているはず"

[gnt]

おもしろー

[shinichiroinaba]

ただ、新井素子のような生き方もあって。

[paravola]

（軽いことがちゃんと重いと）栗本薫の闇