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僕たちは「体験」なんて設計していない|Matz
結論ソフトウェア界隈では「体験設計」という言葉が息を吐くように使われています。 しかし、体験(UX)... 結論ソフトウェア界隈では「体験設計」という言葉が息を吐くように使われています。 しかし、体験(UX)とは極めて主観的なものであり、デザイナーがコントロールできるものではありません。だから厳密には、僕たちに体験を設計することはできません。 僕たちにできるのは、ユーザーとプロダクトが触れ合う「接点」の質を高め、良い体験が生まれる確率を上げることだけです。 「体験を設計した」と「接点を設計した」。この二つは似ているようで、まったく違います。その違いを、順を追って説明します。 体験とは何かまず、「体験」という言葉を正面から定義します。 体験とは、「ユーザーが持つプロダクトに対する期待・記憶・意味づけと、実際にプロダクトから受け取った刺激との相互作用によって生まれる、極めて主観的な感情の総和」です。 同じラーメン屋の一杯でも、行列に1時間並んでようやくありついた「絶対に美味いはずだ」という期待の中で

