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追悼 村上龍さんを偲んで|斎藤環(精神科医)
村上龍さんが亡くなられた。村上さんは2000年代、ひきこもりをテーマとした小説『共生虫』や『最後の家... 村上龍さんが亡くなられた。村上さんは2000年代、ひきこもりをテーマとした小説『共生虫』や『最後の家族』、不登校生徒の反乱をテーマとした『希望の国のエクソダス』、ニートの増加を意識しつつの『13歳のハローワーク』といった作品群を次々の世に問うていた。 私は最初の小説『共生虫』を読み、ひきこもり青年が犯罪を犯すという当時流布していた紋切り型の引きこもりイメージを強化しかねない内容を批判した。それが①の文章である。 その批判を知ってか知らずか、村上さんは私にひきこもりについての取材を申し込み、私の意見も取り入れた上で『最後の家族』を発表した(同時期にテレビ朝日のドラマにもなった)。文庫化に際しては私が解説を依頼されたので、一連の経緯を含めて詳しく記した。それが②の文章である。村上さんについてはさまざまな評価がありうるとは思うが、少なくともその誠実な一面については疑う余地がないと私は感じた。よっ






















2026/10/24 リンク