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1990年以降の日本の現代音楽|アルプスの少年
はじめに 1990年代以降の音楽史記述の難しさと容易さ 日本の現代音楽史記述は、1980年代で終了している... はじめに 1990年代以降の音楽史記述の難しさと容易さ 日本の現代音楽史記述は、1980年代で終了しているか、それ以後は詳細に語られないことが多い。1980年代は、1950年代生まれである西村朗、細川俊夫の評価が確立し、また現代音楽撲滅運動を掲げた吉松隆が認知され始めた頃である。これ以後の現代音楽を総覧するということの難しさはどこにあるのだろうか。 第一に、音楽史の記述はリアルタイムに行われるものではなく、後世から判断するものである。その時代における主観と、その後の時代から見る客観には乖離があり、評価も自ずと変化するからである。第二に、現代音楽のトレンドが消失し、個人主義の時代になったという点も重要だ。それは例に上げた50年代生まれの3人にも当てはまるであろうが、それがさらに細分化していくのである。第三に、聴くことのできる音源の少なさが挙げられる。西村、細川、吉松はCDの音源が豊富に流通し















2026/09/29 リンク