0209「お前はラッセンになりたいのか」｜qanta

前にも書いたが、普段あんまり映画というものを観ない。いや、最近は、長女が「Frozen（アナ雪）」にハマっているので、アナ雪を毎朝観ている。セリフをちょこちょこ覚える程度には観ている。つまり毎朝映画を観ている。しかし基本的に自分から積極的には観ない。とはいえ全く観ないわけではないので、いっちょ前に好きな映画もあれば嫌いな映画もある。アナ雪は最高だ。 中でも、今まで自分が観た中で一番嫌いな映画というのははっきり１つあって、それは何かというと、これは議論を呼びがちなので書くの面倒くさいのだが、デミアン・チャゼル監督の「セッション！（原題：Whiplash）」だ。あくまで私の主観というか私の都合であることをお断りした上で自分の感想をそのまま言うと、この映画はクソだ。何でクソなのかというと、ただの退屈な映画だったら良いのだが、この映画は私にとって非常に大切な概念である「ジャズ」に対する誤解と使い捨

[amamako]

「天才ポルノ」という概念、「セッション」とか『響』とか、あそこら辺の作品のいやらしさを分かりやすく示していていい

[Midas]

↓『人間の天才性を保証するものとして「市場」が必要とされる』という考え方はロマン主義の時代から変わってない(ロマン主義とは『人間だけが「自然」(いわゆる自然一般は数学的な関係性(科学の対象)になったから』

[nisemono_san]

天才という概念自体が「神から与えられた才能」というロマン主義が根っこにあるのだが、この「天才」がラッセンに結びつくところが現代的だな、と思う（天才が芸術ではなく商売に結び付くあたり）

[filinion]

ブコメ見て不安になったんだけど、この記事はラッセンを全然褒めてないよね？　「わかりやすくてフォロワー多くてカネも稼いでるけど私はああなりたいとは思わない」ものの例として挙げてるんだよね？

[AKIMOTO]

フィクションであっても天才を求める人が多いので天才の話が作られる

[mats3003]

なるほどわかる。

[screwflysolver]

作家とか歌手とかでたまに「上手さが鼻につく」とか言われてる人がいるのはこういうのもあるかなあ／チャゼルはnot for me感がするので見たことない

[crycli87]

“自分と誰かそういう数値における社会強者を比較してしまうときに、相手は頑張ってラッセンやってるだけなのかもしれない” ”別にラッセンすごいと思うけど、じゃあお前はラッセンになりたいのか”

[iww]

『良い映画なのかも知れないが、自分にとってはそうではない可能性が高いので、地雷を踏みに行くよりかはたぶんYouTubeで役満動画とか観てたほうがQOLが高い。』

[shikahan]

「天才ポルノ」か。まあ確かにそういうジャンルはあるな。過度に憧れようがヒーロー化しようが創作なんでかまわんが、実在する業界を逆照射しちゃうとあかんよな。

[IkaMaru]

「本当に頭がいい人なら無知なオレにも分かりやすい話ができるはず」という無茶振りに近いものがある。自分が理解・評価できる人には後光の差す「天才」であって欲しいんだ。俗人に理解できるのはやっぱり俗人なのに

[sunagi]

天才ポルノってわかりやすくていいな

[kissenger8]

これ読んで理解できる人とはそもそも争いにならないやつ。(筆者のいう「天才ポルノ」ジャンルだけど個人的に推せる作品を挙げたいんですけどいいですか、山岸涼子『アラベスク』……え、俺の理解合ってるよね？)

[NOV1975]

ラッセンが「読む人すべての心をうつ」例えとして出される人と話が合う気がしない。なぜ「セッション」に過敏に反応するのにラッセンが許されるのか