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小平奈緒「私、脈拍数が低いんです」1000m銀と高橋尚子級の“鉄の心臓”。(矢内由美子)
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小平奈緒「私、脈拍数が低いんです」1000m銀と高橋尚子級の“鉄の心臓”。(矢内由美子)
ゴールした直後は思わず天を仰いだ。けれども、「ベストの力を出し切れた。悔いはない」ときっぱり言っ... ゴールした直後は思わず天を仰いだ。けれども、「ベストの力を出し切れた。悔いはない」ときっぱり言った。 2月14日、江陵オリンピックオーバルで行なわれたスピードスケート女子1000m。この種目の世界記録保持者である小平奈緒(相澤病院)は、1分13秒82で銀メダルに輝いた。 3つ前の組で滑ったヨリン・テルモルス(オランダ)が五輪記録となる1分13秒56を出して金メダルを手にした。低地のリンクでは想定しにくかったほどの圧巻のタイム。小平は結果をすぐに受け止めて、こう言った。 「身体は動いていたし、練習の感触も良かったので、実力が足りなかっただけだと思う。(コーチの)結城先生からは『立派だったぞ、良いレースだったぞ』と言われました」 五輪出場3度目にして個人種目で初めてつかんだ記念すべき勲章を、自ら称えた。 「私、脈拍数が低いんですよ」 以前は500mに集中して精力を注いでいた小平が、平昌五輪で1