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濱口竜介が『シネマトグラフ覚書』を写経する理由「ブレッソンの思考自体に無視していいものは一つもない」
映画監督の濱口竜介が、自身の「バイブル」であり写経するほど読み込んできたという、ロベール・ブレッ... 映画監督の濱口竜介が、自身の「バイブル」であり写経するほど読み込んできたという、ロベール・ブレッソンの名著『シネマトグラフ覚書』を深く紐解く。商業映画での実務や「撮る/撮られる」ことが日常化した現代の映像環境を踏まえ、独自の「本読み」論、カメラが顔を「貫通する」という解釈、ブレッソンの原理原則を語った。最新作『急に具合が悪くなる』の背景にある強靭な思考と映画の真理に迫る。 濱口竜介氏 ――2024年刊行のご著書『他なる映画と 2』(インスクリプト)では「ある覚書についての覚書――ロベール・ブレッソンの方法」と題して、大々的に論じておられるロベール・ブレッソン『シネマトグラフ覚書』(筑摩書房)ですが、濱口さんが最初に読んだ時期はいつですか? 濱口竜介(以下、濱口):20代後半の頃、2006年に復刊された時に買いました。ずっと噂にだけ聞いていたあの本がついに、という興奮で本を開いたことを覚えて



2026/08/09 リンク