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ノジマ社長、「買収は全然悩まなかった」
――なぜこのタイミングでITXの買収に踏み切ったのか。最大850億円を上限とする借入負担も大きい。 会社を... ――なぜこのタイミングでITXの買収に踏み切ったのか。最大850億円を上限とする借入負担も大きい。 会社を強くし、発展させていく大きなチャンスだと思って買収をした。ITXがオリンパスの傘下にあった時から、当時の菊川剛社長とは話しをしていた。しかし、12年に売却される時はビッド(入札)で負けて、日本産業パートナーズの手に渡った。私の勉強不足だったなと思う。 その日本産業パートナーズやITXの荻原正也社長以下、従業員の方も努力して会社の価値を上げ、以前とは比較にならない利益水準になっている。買収の時期はたまたま今になっただけだ。こうした投資は10年前からずっと考えていた。私が尊敬するヨドバシカメラの藤沢昭和社長(79)が(出店用地として)大阪・梅田の土地を買ったとき、「野島くん、おまえも勝負できるようになれ」と言われた。 質がよければ量がついてくる 買収金額はほぼ借り入れなので、間違いなく財務