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(ポスト)モダン大阪の「路地」と「横丁」
1 都市縁辺に埋もれた近代建築──津守下水処理場──(から)の眺め ポンプ室の上の居住空間 大阪市西成区... 1 都市縁辺に埋もれた近代建築──津守下水処理場──(から)の眺め ポンプ室の上の居住空間 大阪市西成区の西端、木津川に面して、津守下水処理場が立地している★1。この処理場は、昭和6(1931)年から10年の歳月と「巨額」を投じて建設され、昭和15(1940)年4月に通水した、大阪市で最初の大型下水処理施設であった。 その規模は、当時、ニューヨークとシカゴに次いで世界第3位を誇ったというが★2、創業から半世紀以上の歳月を経るなかで施設は老朽化し、平成17(2005)年4月に新しいポンプ設備が通水したことで、初代の(旧第一)ポンプ室は65年間に及ぶその役割を静かに終えたのだった。 敷地面積約12万3千㎡を有する広大な処理場内のほぼ中央に、旧第一ポンプ室の建物が現在も残されている[図1]。閉鎖されたままのエントランスは、先太りの円柱に、丸みを帯びた階上部分が相俟って、いまだモダーンな雰囲気を湛

