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【書方箋 この本、効キマス】第144回 『シオニズム イスラエルと現代社会』鶴見 太郎 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
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【書方箋 この本、効キマス】第144回 『シオニズム イスラエルと現代社会』鶴見 太郎 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
被害の記憶が防衛意識に 2023年10月7日、ガザ地区を支配するパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが... 被害の記憶が防衛意識に 2023年10月7日、ガザ地区を支配するパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが壁を越えてイスラエルを攻撃し、多くの人質を奪って以来、イスラエルはガザ地区を猛烈に攻撃し、ほぼ瓦礫の山となった。本書は、帯の文句にあるように、イスラエルが「なぜ、パレスチナ人を徹底して攻撃するのか」を、その思想的源流であるシオニズムに遡って腑分けしていく。 彼が強調するのは、これまでのシオニズム論が西欧中心主義だったということだ。冒頭、イスラエルの首相、その家族、指導者の出身地、そして1900年における世界のユダヤ人人口分布の表が繰り出されるが、その圧倒的大部分はロシア帝国、とりわけかつてポーランド・リトアニア共和国領であった地域である。本コラムで昨年取り上げたティモシー・スナイダーのいう「ブラッドランド」だ(参考記事=【書方箋 この本、効キマス】第124回 『ブラッドランド(上・下)』

