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第2回:壊れない設計への第一歩
(a)材料は球状黒鉛鋳鉄(FCD)。車両や積荷の重力をはじめ,タイヤが路面から受ける反力,発進・制動... (a)材料は球状黒鉛鋳鉄(FCD)。車両や積荷の重力をはじめ,タイヤが路面から受ける反力,発進・制動時に発生する進行方向の荷重,路面の凹凸による垂直方向の荷重,旋回時にタイヤと路面との間に発生する摩擦力などの荷重が作用する結果,ハブには引っ張り応力や圧縮応力が発生する。(b)亀裂発生部位を拡大したところ。 私が抱いた違和感とは,引っ張り応力が作用する部位に鋳鉄を適用するということの是非。実は,鋳鉄という材料はそもそも圧縮部材です。すなわち,用途として圧縮応力がかかる部位には適すが,逆に引っ張り応力が作用する部位には適さない。従って歴史的には,高い振動減衰能や耐摩耗性といった優れた特性を生かしつつ,例えば機械分野では旋盤のベッド,土木分野では柱といった,いわゆる圧縮応力下で使用する部位(圧縮部材)に利用してきたのです。 もちろん,これにはきちんとした理由があります。鋳鉄の組織の中に析出してい