死の恐怖とかの話

佳代とナジャのリヒテンシュタイン姉妹（ペルソナ）による対話ブログ。話題はシュルレアリスムからアニ横まで。Il est l'heure de s'enivrer! 「澁澤龍彦は生まれ変れるなら貝になりたいっていった。もし転生というのがあるなら、人間のように複雑な生命じゃなくて、できるだけ単純な存在になりたいって。貝のような美しく幾何学的な形態をもった、そして生きてくうえでいちばんシンプルに造形された存在は、現実原則に縛られない無窮の生きるしずかな快楽の海に浸されてるのだろうって、澁澤は語ってる。ここに私は澁澤の反知性的な側面、きわめて感性的にできてた澁澤の才能の特徴を見るのだけど、でも澁澤がほんとのところ生まれ変りということを信じてたのかなっていえば、それはたぶんまるでないなって私は思う。澁澤は考えてもわかるはずのない死後の世界には、一貫して興味をもってなくて、それは転じて澁澤の世俗的無関心

[riku_mio]

死に限らず何かに関心を持ってしまうとそれ自体恐怖の対象になると思う。