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猫定 | 砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
こんな話がございます。 両国の回向院に猫塚トいうものがございます。 猫が死にますト、飼い主が回向料... こんな話がございます。 両国の回向院に猫塚トいうものがございます。 猫が死にますト、飼い主が回向料とともに、猫の亡骸を持ち込みまして。 寺の僧侶がお経を読んで、猫を葬ってくれるという。 これは、この塚に最初に入ったという猫の話でございます。 八丁堀の玉子屋新道に、魚屋を営む定吉ト申す者がございました。 もっとも、魚屋とは名ばかりで、その実は博奕打ちでございます。 毎日を遊んで暮らしている。 この日も、朝湯の帰りに馴染みの三河屋という居酒屋に立ち寄りまして。 風呂あがりの一杯とばかりに、呑気に引っ掛けておりますト。 ポカッ、ポカッと、頭の上から妙な音が聞こえてくる。 博奕打ちというのは、我々とはものの考え方が異なっているようで。 ――板に何かを叩きつける音がする。 なるほど、やってやがるな―― ト、てっきり丁半博打の壺を伏せる音と勘違いいたしまして。 「おい、六さん」 店の者を呼びつけます。
2016/07/13 リンク