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情報活用能力を伸ばすには教育改革が必要
文部科学省が『情報活用能力調査(高等学校)調査結果』を1月17日に発表した。「見慣れない状況で、複雑... 文部科学省が『情報活用能力調査(高等学校)調査結果』を1月17日に発表した。「見慣れない状況で、複雑な情報を、複数の条件に合わせ,分析的にとらえ評価することができる」生徒は約1割で、「見慣れた状況で、単純で整理された情報を、明確な一つの条件に合わせて用いることができる」程度しかない生徒が約3割を占めている。情報の海の中から的確に探せなければ情報は活用できないのだが、そのような能力を持つ生徒は限られる。 文部科学省の発表には『結果概要』が添えられている。そこには、「関連付け」「取捨選択」「優先順位付け」「振り返り」ができる生徒、ICTを道具として役立てようとする生徒、インターネット上でのルール・マナー意識が高い生徒ほど得点が高い、といった生徒の側の傾向がいくつか示されていた。 しかし、『結果概要』には学校側の傾向については一切言及がない。これは統計的な差が見出された項目が少なかったためかもし