『余命の告知はどうすべきか⑤「がん」告知と「余命」告知は似ている』

宮崎がん患者共同勉強会準公式ページです。がん治療の盲点、信頼できる治療法の選び方、現代医学と民間療法のバランスの取り方などを解説します。 ただし民間療法よりまず標準がん治療を優先すべきという立場です。 前回、余命の意味があやふやなままで説明されていることが多いため、不慣れな患者さんの混乱を招く危険性について記載した。 そして患者さんは標準的な治療を行っても5年生存率などが低いことにがっかりする。 確かにその患者さんがどこまで生き残れるのかは運の要素が大きい。 しかし個人の努力で多少なりともその人の予後(生存率)が変わることを知らないため、無力感にさいなまれるといえる。 したがって、まずは正確な情報とこれからの道筋を理解してもらう事が必要だ。 これから記載することもまた理屈であり、各自が個別の価値観と環境があるため、単一の正解があるとは思っていない。 色々考える上での材料としてほしい。 念の