嫌われていた人に好かれた厨房の頃の思い出

中学校二年で同級生となったA君は、１学期の頃、俺のことをもの凄く嫌っていた。 理由は知らないが、とにかく毎日、顔を合わせては嫌味なことをいっぱい言われていた記憶がある。 それがどういうわけか、夏休みが開けて二学期が始まるとやたら馴れ馴れしくしてくるし、どう考えても俺に敬意を持って接してくるようになった。 例えば俺が手首にけがをして包帯を巻いて登校すると「それ？大けが？大丈夫か？」みたいに心配までしてくれるようになってたし、俺は多少成績が良かった為か勉強のことで色々と俺に尋ねてくるようにさえなった。 未だに、どうして夏休みを経てそんなに変わったのか理由がさっぱり分からない。 A君にいったい何があったのだろう？

[houyhnhm]

お前、雨の日に仔猫助けたろ。

[metroq]

童貞でも捨てたんじゃないすかね