アピタル＿やさしい医学リポート／坪野吉孝＿冠動脈疾患、血液型によってリスクが違う可能性も

Ｏ型以外の血液型では、Ｏ型よりも心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクが高いという論文が、「動脈硬化、血栓症、血管生物学」誌に８月公表された。 米国の女性看護師62,073人を２６年追跡し、心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症を2,055例確認した。また、米国の男性医療職（歯科医・薬剤師など）27,428人を２０年追跡し、冠動脈疾患の発症を2,015例確認した。 二つの集団をあわせて分析すると、冠動脈疾患の発生率は、血液型がＯ型の場合と比べて、Ａ型では1.08倍、Ｂ型では1.11倍、ＡＢ型では1.20倍高かった。 著者らによると、血液型と冠動脈疾患との関係は数十年にわたり研究されている。けれども、これまでの追跡調査は、数も少なく小規模で、結果も不一致だった。今回の研究は、最大規模の追跡調査になる。 著者らは、血液型により冠動脈疾患のリスクが異なる理由は、まだ分かっていないとしている。そのうえで、つぎの

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最後の三段落をきちんと押さえること。/ この結果を逸脱して利用する人が出ないよう願うけれど。