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フィリップ・クローデル 『ブロデックの報告書』 - 仮文芸
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フィリップ・クローデル 『ブロデックの報告書』 - 仮文芸
『沈黙の艦隊』にトロッコ問題を扱った話数がある。党首討論でアンカーが党首たちにトロッコ問題を提示... 『沈黙の艦隊』にトロッコ問題を扱った話数がある。党首討論でアンカーが党首たちにトロッコ問題を提示する。 10名を乗せた救命いかだが漂流中である。 そこに1名の伝染病患者が出る。致死性である。 あなたならどうすると問われるのである。 不幸の総和を最小化したい功利主義に基づけば、患者を大海に突き落とす以外に道はない。その際、損なわれる正義は患者遺族への補償によって恢復されると考えられている。 もちろん補償では故人は還らない。しかし行動生態学の知見はそれを無駄とは考えない。 中東で自爆テロが敢行された際、実行者の家族に報酬が与えられるケースがある*1。 ヨルダン川西岸とガザは結婚難である。男は貧しくて持参金を用意できない。女はより裕福なアラブ系イスラエル人に嫁ぐ。ところが、自爆することで血縁者に報酬が与えられ彼らが結婚できるとなれば、自分の形質の幾分かを次世代の遺すことができるだろう。 少し脱線