3Dプリンタの積層痕とデザインのおはなし - FABHOUSE NOTE

こんにちは、三田地です。https://mitachihiroshi.com 今回は 「家庭用FDM3Dプリンタの積層痕と表面造形処理(テクスチャ)」 について書こうと思います。 ちょっとニッチなテーマですが、デザイナー目線から3Dプリンタを使った造形について気づいたことを書いていこうと思います。 FDM3Dプリンタ(以下3Dプリンタ)を使用すると、必ず目にするのが"積層痕”。 原理上避けることができない3Dプリンタならではの特徴でもあります。 積層の厚みを細かく設定することで、目立たなくすることはできるものの、 その分造形時間がかかります。積層厚みを半分にすれば造形時間は2倍になるわけです。 3Dプリンタに関心を持った多くの人が最初に失望するのがここではないかと思います。 もちろん積層痕を埋めるなり削るなりして力技できれいに仕上げる方法はありますが、 それはそれでかなり骨の折れる作業です

[filinion]

なるほど。織物の表面に織り目があっても、不織布に比べて品質が悪いとは思わないものな。「3Dプリンタ特有の表情」と考えるべきだ、と。／「なんでも作れる」みたいに喧伝する人がいるから問題になるんだよなあ。

[robamoto]

“金型によって大量生産された成型品をプラスチックのあるべき姿 ゴールイメージ として捉えるから、3Dプリンタによる造形が低品質に見える” すごく面白い。製造手法にふさわしいルックを探そうという話