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猫と寄りそい避難生活 ぬくもりが支えに (sippo) - Yahoo!ニュース
2016年4月16日未明、熊本県菊池市内の自宅がグラリと揺れた。震度6強。熊本地震の本震だった。その瞬間... 2016年4月16日未明、熊本県菊池市内の自宅がグラリと揺れた。震度6強。熊本地震の本震だった。その瞬間、派遣社員の藤田裕子さん(54)が目にしたのは、倒れてくる本棚とその方向に向かって走り出す雌猫・梅子(推定3歳)の姿だった。 【写真特集】たれ目でしょんぼり顔の、癒やし猫 直後に停電。「梅子! 梅子!」。暗闇の中で繰り返し名前を呼んだが、鳴き声は聞こえなかった。仕方なく、雄猫・トラ(推定2歳)と庭に避難した。 朝になって屋内に戻ると、家具類はすべて倒れ、窓枠はゆがみ、風呂場の天井が一部落ちていた。倒れた本棚の下に梅子が埋もれているかと思うと、片付ける気力がわかない。庭にとめた車の中で迎えた2日目の朝。開け放っていた車のバックドアから、朝露にぬれた梅子がそうっと入ってきた。 それから約1週間、1人と2匹は屋外での避難生活を続けた。藤田さんはこう振り返る。「2匹とも犬みたいに私につきまとって
2017/12/10 リンク