「設定考証は、事実との答えあわせではない」白土晴一インタビュー 嘘と真でつくる“リアリティ”

白土晴一さんは、『ヨルムンガンド』『純潔のマリア』『ジョーカー・ゲーム』など、コアなアニメファンや海外の視聴者の間で高い評価を受けた作品に設定考証、チーフリサーチャーとして参加してきた。 2016年には、平野耕太さんの漫画を原作としたTVアニメ『ドリフターズ』の設定考証を手がけた。 本作は、古今東西の歴史上の人物が異世界に集結し戦いを繰り広げるというファンタジー作品。その混沌とした世界観のリアリティを担保するのが、設定考証だ。 設定考証は、作画や美術、音響関係などと比べて、これまで話題にのぼることが少なかった役職だが、近年その存在感は増す一方だ。 漫画、アニメ、ゲームなど多媒体で活躍する白土さんに、設定考証とは何か、そしてその仕事内容や今後の展望についてうかがった。 目次設定考証は現実や事実に即しているか検証する仕事……ではありません！設定考証のニーズが増えてきたのは、“目が肥えてきた”か

[ISADOK]

設定考証の仕事についてのインタビュー。"“考証”は、リアリティを出すための手段であって、現実や事実との答え合わせではない"

[iww]

『要は、作品世界の中で齟齬が起きないことが大事なんです。』

[shaphere939]

“「ええか、知ってつくウソと知らないでつくウソは違うんやで」”

[nerimarina]

“平山さんが「どうせわからないんだから、適当に描けばいいでしょう」と答えたら、松田監督は「ええか、知ってつくウソと知らないでつくウソは違うんやで」とおっしゃった”

[savage2]

“白土晴一”

[akakiTysqe]

監督が「中世ヨーロッパをできる限り、きちんと描きたい」とおっしゃったので、当時の時代背景や文化事情を知ってもらうための講義みたいなこともやってましたよ

[Louis]

「でも実は、ひたすらそういった情報を固めてリアル＝現実に近づければリアリティが出るかといえば、そういうわけではない」リアルとリアリティの違い

[moondriver]

"「実際の戦場では、周りの風景がどのような見え方だったのか知りたい」というオーダー""関ヶ原までビデオカメラを抱えて行って「ここが石田三成の本陣の場所です」とか(略)ひとりで説明しながら撮影して来ました"

[hiby]

＞作品世界の中で齟齬が起きないことが大事　これよこれ。

[shigo405]

興味深い

[fukken]

"「ええか、知ってつくウソと知らないでつくウソは違うんやで」"

[noraneko]

カロリー高い仕事だな、おい。

[aomeyuki]

「シンゴジ」「君の名は。」を語る時にも大いに問題になったフィクションにおけるリアリティに関する記事。考証の作業を含めて大変わかりやすい。作品の世界観に求められる正確さとロジックって何？みたいな人は必読

[moons]

あー、オルテ語を発音しなきゃいけないのは大変そうだなあ。漫画のだとまんま日本語だし。アーヴ語だとカタカナで書いてあるし日本語的に発音しても違和感ないやつだけども。

[honeshabri]

リアルのディーゼルさん

[chroju]

ドリフに設定考証おるんか？！と一瞬思ったが、こういうお仕事なのか。なるほどねー。

[KAI-YOU]

アニメ、漫画、ゲームなど、様々な世界観のリアリティを担保する「設定考証」の仕事とは？