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レトロの美:JR奈良駅旧駅舎 奈良市 相輪備えた方形屋根 | 毎日新聞
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レトロの美:JR奈良駅旧駅舎 奈良市 相輪備えた方形屋根 | 毎日新聞
古都らしい仏塔を思わせる相輪(そうりん)を備えた方形屋根が、和風意匠を強調している。一方、建物自... 古都らしい仏塔を思わせる相輪(そうりん)を備えた方形屋根が、和風意匠を強調している。一方、建物自体には、スクラッチタイル張りの壁面や縦長の上げ下げ窓など、洋風意匠を織り交ぜている。さらに内部は西洋風の白く太い円柱が屋根を支える。その柱やはりには飛鳥から奈良時代の建築物に多用された唐草文様が施され、和と洋の調和がみられる。 JR奈良駅旧駅舎(奈良市)は旧国鉄奈良駅の2代目駅舎として、1934(昭和9)年に建てられた。大阪鉄道管理局工務課の主任技師らによる設計で、もともとは他の懸賞設計に応募し落選した設計案を再利用したという。