中国、バランスに腐心 ロシアと関係強化も避けたい欧州との対立深化 | 毎日新聞

首脳会談に臨むロシアのプーチン大統領（左から2人目）と中国の習近平国家主席（右から3人目）＝中国・北京で2024年5月16日、AP 北京で16日に会談したプーチン露大統領と中国の習近平国家主席は経済や安全など多面的な戦略的関係の強化で合意した。一方、ウクライナ侵攻後、米欧からの厳しい経済制裁が続く中で一層の支援を求めるロシアに対し、欧州などとの経済関係も重視する中国はバランスに腐心している。 対露制裁の影響波及、避けたい中国 「我々は40回以上会談を重ねてきた。今日の中露関係は苦労して勝ち取ったものだ」。習氏はプーチン氏との会談後の記者会見で、任期初期からの両氏の会談回数を数え上げて2人の個人的な親密ぶりを強調してみせた。 米国との対立が長期化の様相を呈する中、中国にとって対米共闘でロシアと結束を強化することは基本政策だ。 ロシアによるウクライナ侵攻後、中国は米欧の対露制裁に一貫して反対し

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しかし、欧州も中国を切ってやっていけるのだろうか？

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“ウクライナ侵攻後、米欧からの厳しい経済制裁が続く中で一層の支援を求めるロシアに対し、欧州などとの経済関係も重視する中国はバランスに腐心している”