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20110311 - always one step forward
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20110311 - always one step forward
わりと落ち着いた金曜の午後、トイレから戻る廊下で、横揺れがゆっくり始まった。 「ああ、地震か」と席... わりと落ち着いた金曜の午後、トイレから戻る廊下で、横揺れがゆっくり始まった。 「ああ、地震か」と席に戻った頃にはその揺れが激しくなり、居慣れた座席まわりで、聞いたことのない、机やパーティションのきしみ音が続く。「これは、どっちかというとまずいほうの地震だ」とっさに財布と携帯電話だけをつかみ階段へ走った。エレベーターはもう当然停止していただろう。30階以上から歩いて降りる間も、壁と階段の手すりがぎしぎしと揺れている。このままここが崩れたらどうしよう、けれどこの階段しか降りる道はない、ともう何も考えずだった。「揺れる階段を何も考えず下りる」あのときの感覚と同じ、「またあれか」という感覚だ。 途中の階から同じように下りる人と「合流」する。避難訓練なら言葉の1つも交わすところ、本当の非常時なのでそれもなく、けれど状況からの変な連帯感で、1人よりは心強かった。1Fまで降り切って、室内履きのスリッパの