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本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ - 顔色の悪い王族 その3
フェルディナンドが焦った声を上げるのとほぼ同時に、自分の視界の端にいる者達が胸元を抑えて顔を歪め... フェルディナンドが焦った声を上げるのとほぼ同時に、自分の視界の端にいる者達が胸元を抑えて顔を歪め、あちらこちらから呻く声が聞こえ始める。目に映る光景は自分が威圧している時と同じだ。けれど、今、わたしは頭が真っ白になる程の怒りを感じているわけではない。怖いという感情が膨れ上がっただけだ。 「違……こんなつもりではなくて……」 自分の中で膨れ上がった恐怖という感情が他人を苦しめている現状を目の当たりにして、自分の中にある女神の御力に対する恐怖はいや増していく。 「感情を抑えなさい、ローゼマイン」 わたしに皆の様子を見せないように、皆を女神の御力から守るために、フェルディナンドがわたしの肩をつかむ。フェルディナンドもまた苦しげに眉を寄せ、脂汗を垂らしながら、真剣な目でわたしを見下ろしていた。あのフェルディナンドが表情を取り繕うことさえできていない。 「フェルディナンド様、離れてください。近い程、
2017/01/25 リンク