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「安倍元総理が撃たれました」現場で目撃した記者が抱えた、得体の知れない不安 1年かけてたどり着いた正体とは | 47NEWS
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「安倍元総理が撃たれました」現場で目撃した記者が抱えた、得体の知れない不安 1年かけてたどり着いた正体とは | 47NEWS
2022年7月8日、安倍晋三元首相が撃たれた時、私は選挙取材のため現場にいた。あの事件から1年。... 2022年7月8日、安倍晋三元首相が撃たれた時、私は選挙取材のため現場にいた。あの事件から1年。周辺の整備が進み、景色が様変わりした近鉄大和西大寺駅前に、もう一度立ってみた。 正直に言うと、あの時耳にしたあのすさまじい音は記憶の中で薄れつつある。目の当たりにした光景を脳裏に再現しようにもぼんやりとして焦点が定まらない。私は当時、事件の4日後になって急に涙が止まらなくなった。目の前で1人の人が亡くなる重みに、体が気付いたのだと今になって分かる。あの頃覚えた臨場感が色あせていくことにいらだちもあるが、時間の経過にはあらがえないものなのだと実感する。 その一方で、事件後は言い表しようのない不安が、胸の奥底に居座り続けた。記者として取材を続ける傍ら、その不安の正体を探し求めた。(共同通信=酒井由人) ▽15分の出来事 まず、事件当日の出来事と、自分の動きをもう一度振り返りたい。 あの日は2日後に投