【独自取材】「ほとんどが中国」全国の6割の空自スクランブルが起きる沖縄 現場指揮官が語る「台湾有事」「危惧すべき動き」とは ｜ 琉球新報

【独自取材】「ほとんどが中国」全国の6割の空自スクランブルが起きる沖縄 現場指揮官が語る「台湾有事」「危惧すべき動き」とは 那覇空港に鳴り響く甲高いエンジン音。 深緑色の航空服をまとったパイロットは機体の周りを丁寧に確認し、F15戦闘機の操縦席に乗り込んだ。 垂直尾翼には、第304飛行隊が発足した築城基地（福岡県）に近い、英彦山の「天狗伝説」をモチーフにした隊のマーク。だがそれは、目立たせないためかグレーに塗られ機体と同化している。 滑走路の南側へゆっくりと移動していった4機は、離陸を知らせるランディングライトを光らせて一気に加速、等間隔で順序よく沖縄の空へと飛び出していった―。（池田哲平） 【特集】追う南西防衛強化 ■南西に配された「防人」 奄美大島より南の「防空」を担う航空自衛隊南西航空方面隊が1月23日、琉球新報の単独取材に応じ、対領空侵犯措置を担う第304飛行隊の飛行訓練を公開した