新規事業立ち上げのアンチパターン｜福島良典 | LayerX

新規事業立ち上げのアンチパターンについて考えてみる。 このアンチパターンは、完全な飛地の新規事業だけではなく、複数プロダクトを経営する中での隣接領域の新規プロダクトの立ち上げのときや、あるセグメントにPMFした状態から次のPMFを探すときも同様のアンチパターンが適用されうる。 ここでのアンチパターンは、1つ目の事業立ち上げ・プロダクト立ち上げで起こることはない。2つ目の事業や2つ目のプロダクトを立ち上げる際に留意する点であり、コンパウンドスタートアップを正しく経営するには必ず頭に入れておきたい内容である。 規模からの逆算と顧客インサイトの軽視新規事業における市場選択のアンチパターンである。 例えば、売上の30%成長を続けるための、計画と現実のギャップを埋めるために新規事業を規模から探してしまうみたいなケースで見られる。 大前提として、市場規模の推定は重要である。実際に事業をやっていると、い

[Akamemori]

前職のJTCがアンチパターンを網羅してたの味わいぶかい さらに最低なパターンとして、「日経で読んだから」という理由で始めるというのがあることを指摘したい

[nonono-notch]

新規事業立ち上げの授業があるとしたら「これ来週のテストに出すからなー。絶対覚えとけよー」というような金言だらけの内容だった。特に事業立ち上げをやっている担当者・やらせてる経営者全員読んだ方がいい。

[gabill]

"もし未来の市場規模が正しく推定できるなら、スタートアップなる賭けは成立しないであろう。その場合、リソースアドバンテージのある大企業が勝つ可能性が非常に高い"

[kappa_yc]

非常に納得できる。兼務ゆえに既存事業にリソースを引っ張られる、自分自身も逃げてしまいたくなるのはあるある過ぎる。

[manimoto]

"既存事業は「数値」というわかりやすいロジックで主張がしやすい一方で、新規事業は定性的なロジックに頼らざるを得ない。この2つがぶつかりあうと、基本的には「数値」が勝ってしまう。" わかりみが深すぎる。

[shunkeen]

“規模からの逆算と顧客インサイトの軽視”、“兼務による集中力の阻害と経営の無関心による社内孤立”、“新規事業と既存事業を同じKPIで評価”／毒づくのではなく、綺麗にアンチパターンとして言語化できるのすごい

[tpxyid45i]

話しが難しかった。いいねが多いので誰かと思ったら、グノシーの創業者で若く成功した起業家なのね。

[gyampy]

「リソースが豊富な大企業が、スタートアップに負ける根源的理由は、兼務と経営の無関心である。」ABEMA TVも経営の強い意志があったからこそ。

[fossilcat]

有望な顧客インサイトの見極めがマジで難しくって、どうせnice to haveにとどまるものだろうと思っていても案外貴重な話だったりするから、ある程度のディープダイブはするべきだよなぁ。。。

[masadream]

超良記事。なんという解像度の高さ…！顧客インサイトの軽視、新規事業という不確実性の理解不足。これほとんどのJTCには無理ゲーなのではと感じてしまう。

[mk_55]

はい

[ya--mada]

ナニイッテルカ不明状態

[sase]

兼務ダメ。たしかに

[sin20xx]

とはいえ、資金を集めるという点にと言う点において、特に日本では市場規模についての資料を含まない議論は相手方が受け入れないという事実はある。この手の話しは投資界隈の出資者にも理解させるべきネタではある。

[maruware]

良い話

[khtokage]

意識高い系の話かなーと思って何気なく読み始めたら頷くことばかりで勉強になりました。　経営者じゃなくても自分事と思うの大事で、そうじゃないと相手に信用してもらえないですよね。

[iamakawa]

前半の顧客インサイトの軽視はその通りで、後半はケースバイケースかなと。新規事業に注力しすぎて既存事業がなおざりになって現場が疲弊するパターンを見てるので...「不介入は無関心」が全てと思う

[deztecjp]

ブコメへの感想。JTCという社名の会社は複数実在する。ブコメに登場しているのは日本の伝統的な企業の略語としてのJTC（Japanese Traditional Company）の可能性が高いが、不確実だ。JTC社への風評被害がなければいいのだが。

[hirorock]

"大企業が、スタートアップに負ける理由は兼務による集中の阻害と経営の無関心" "負のサイクルに陥る最初の原因は、PMF以前にPMF後のスケール再現性を作るためのKPI設定"

[r-west]

経営の無関心がアンチパなの凄いね。うちじゃ関心持たれると、常に状況説明に追われて事業をやるパワーが削られ、さらに見当違いの指示を食らって、それは違いますの説明に残りのパワーを食われて何も進まなくなる

[hiromo2]

ちゃんと言語化されてて素晴らしい

[umakoya]

新商品・サービス開発にもつながる考えだ。“既存事業チームは「数値」というわかりやすいロジック～、新規事業チームは「なんとなく新しい芽が見つかりつつある」といった定性的なロジックに頼らざるを得ない”

[pwatermark]

途中から就任したので立ち上げを知らない、みたいな失格経営者が陥りがちな思考だな

[Sei]

新規事業の立ち上げには割と携わっているけれど、実感しかない。特に隣接領域での事業立ち上げはどうしても既存顧客や既存市場、既存KPIを持ってこられがちで、かつ新規事業での売上を補うために兼務を。そして失敗。

[haatenax]

２つ目の事業は別の思考プロセスで組み立ててしまうってところ、とても共感できる

[orenowebgo]

使わんでいいカタカナ語を使うな

[takuya831]

イノベーションのジレンマとはこのこと。誰しも失敗が続くとどうしても落ち込むし、その中でさらに赤字を垂れ流し続けるプレッシャーと戦うのは至難の業。。経営陣や周囲から見放されたらそりゃ辞めたくなる。

[mapyo]

これはタメになる！

[kuborn]

わかる。/検算じゃなくて試算じゃない？

[sp_ice]

“顧客インサイトにディープダイブし、プロダクト開発・営業活動のサイクルを一定回した段階で、「当事者としての情報を前提とした市場規模の推定」には非常に意味がある。”

[gwmp0000]

グノシーの創業者

[circled]

『「日経で読んだから」という理由で始めるというのがあることを指摘したい』→ 海外のテック産業「hacker newsで見たから」「redditで見たから」「Xで話題だから」

[shase]

もし未来の市場規模が正しく推定できるなら、スタートアップなる賭けは成立しないであろう。その場合、リソースアドバンテージのある大企業が勝つ可能性が非常に高いはずである。しかし現実はそうなっていない。

[kimzo]

言語化ありがたい