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この国の不寛容の果てにー相模原事件と私たちの時代(1)神戸金史×雨宮処凛|大月書店
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この国の不寛容の果てにー相模原事件と私たちの時代(1)神戸金史×雨宮処凛|大月書店
あす7月26日で、相模原市の「津久井やまゆり園」で障害者19人が殺害された事件から3年。「障害者は不幸... あす7月26日で、相模原市の「津久井やまゆり園」で障害者19人が殺害された事件から3年。「障害者は不幸しか作らない」とした被告の主張は、日本社会に衝撃を与えました。 「生産性」で人の生死を決めるかのような価値観。実は、それはこの事件だけでなく、日本社会全体を覆う「空気」ではないのか。そんな問いを出発点に、作家・雨宮処凛さんが6人の識者と対話を重ねました。第1回は、ご自身も自閉症のお子さんを持つ、RKB毎日放送の神戸金史さんです。 記者として、障害を持つ子の父親として雨宮 神戸さんは相模原の事件を取材して、植松被告とも面会を重ねているんですよね。 神戸 はい。私自身、息子が重度の自閉症なので、事件を他人事とは思えませんでした。 雨宮 事件が起こったとき、どんなふうに感じられましたか。 神戸 私は福岡のRKB毎日放送の記者ですが、現在は東京報道制作部長として単身赴任をしています。赴任したのが2