エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
「アイとアイザワ」第一話|かっぴー(漫画家)
パラパラとページをめくる。1ページにつき1秒にも満たない速度で。ページの端が弧を描き右手の親指に... パラパラとページをめくる。1ページにつき1秒にも満たない速度で。ページの端が弧を描き右手の親指に受け取られると、間も無く次のページが左手の親指を離れる。それはメトロノームの様に一定、かつ極めて早い速度で繰り返される。 文庫本はおおよそ300ページ、10万文字程度で構成されている。単純計算で、見開きで666文字だ。つまり、1秒にも満たない間に666文字が視界に飛び込んでくる。人間は、そんな速度で文字を読む事ができるのだろうか。彼女にそれを尋ねようものなら、きっとこう正されるだろう。 「実際、きっちり666文字だったのは16・17ページ目と210・211ページ目の2回だけ。句読点も数えた場合ね。ちなみにこの本は、合計で98022文字だった。」 神保町の古本屋は全て回ってしまった。次の入荷まで、もう見るべき書店は無い。愛は、小説はもちろん漫画もビジネス書も、文字で書かれた創作物なら全て読み尽くし