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蛍光とりん光
有機分子は,σ-π*やπ-π*遷移によって光を吸収します。基底状態は,酸素以外はたいてい一重項です。一重項... 有機分子は,σ-π*やπ-π*遷移によって光を吸収します。基底状態は,酸素以外はたいてい一重項です。一重項から一重項への遷移は,同じ多重度間の遷移なので許容遷移になります。つまり,はじめの励起状態は,一重項にあります。一重項励起状態は,スピン軌道相互作用や重原子効果による摂動によってスピン禁制がとけることによって項間交差が起きます。項間交差によって断熱的に三重項状態の高振動準位に遷移します。 三重項状態から一重項の基底状態への遷移は,スピン禁制なので,常温ではほとんど内部変換による無放射過程によって緩和します。りん光は,液体窒素などによって溶液を冷やして固体にすることで始めて観測されます。また,禁制遷移なのでりん光寿命は,蛍光寿命に比べて非常に長くなります。 りん光が室温で見えないのは,りん光寿命が長いために酸素による消光や溶媒の運動,衝突によって熱的に失活するためです。 常温で,観測され