町田に根付いて75年！ 街の本屋さん『久美堂』の地元愛がすごい｜さんたつ by 散歩の達人

生まれ育った街にある本屋さんは、長く記憶に残る。毎週買った漫画雑誌、受験のときの赤本、発売日が待ち遠しかった漫画の新刊。たとえ街を離れても、帰ってきたときにあると安心する店。町田『久美堂（ひさみどう）』はそんな場所だ。 小田急線町田駅前に立つ『久美堂 本店』は、店と街に暮らす人との距離が近い。 たとえば、近隣の中学校の生徒たちがつくった手書きポップフェアを、2011年から毎年開催している。副社長の井之上健浩さんの同級生が国語の先生をしている縁で始まった企画で、生徒たちがおすすめコメントを書き、その本を店が仕入れてポップとともに並べる。2年生の春休みの宿題として取り組み、毎年5月下旬くらいに売り場ができあがるという。「取りあげる本のジャンルや出版社はいろいろですし、ポップの形も立体的だったり、切り絵だったり、四コマ漫画だったり。なにより彼らは売ろうと思って書いていないので、おもしろいんです。

[hozho]

“小田急線町田駅前に立つ『久美堂 本店』は、店と街に暮らす人との距離が近い。”