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オリンパス事件と日本企業のコーポレート・ガバナンスの欠如と
オリンパス事件は、タックス・ヘブンであるケーマン諸島に席を置く会社が出て来た時点で何かあるとは思... オリンパス事件は、タックス・ヘブンであるケーマン諸島に席を置く会社が出て来た時点で何かあるとは思っていたが、やはり不正会計であった。 注目すべきは、「バブル期に株式投資で失敗したこと」が悪いのではなく、「その投資の失敗を株主に秘密にしたこと」である。誰にでも失敗はあるので仕方が無いとしても、上場企業であるオリンパスの経営陣が投資の失敗による損失を株主から隠したことは、明らかな「犯罪」である。 ホリエモンが投獄される事になった不正会計が「スピード違反」であるならば、オリンパスの損失隠しは「ひき逃げ」に相当する重罪である。当時の責任者は、当然、投獄されるべきである。 ちなみに、問題の本質は、経営陣がこれほどまでに悪質な不正会計をしながら、それを監視する仕組みが全くなかったということ。米国の会社であれば、株主を代表する取締役会が経営陣の上部組織として監視をするのだが、取締役会が基本的に社内の重役
2011/11/11 リンク