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石油資源開発が待ち焦がれる「油価50ドル」
原油価格が低迷、サウジアラビアやロシアなど産油国の財政までも厳しくなる中、原油や天然ガスの開発・... 原油価格が低迷、サウジアラビアやロシアなど産油国の財政までも厳しくなる中、原油や天然ガスの開発・生産を手がける和製メジャー「石油資源開発」(JAPEX)が、苦しい状況に立たされている。理由は原油安と円高のダブルパンチだ。 原油・天然ガスの販売価格が下落したことで、8月5日に開示した第1四半期(2016年4月~6月)決算は、売上高が前年同期比29.9%減の420億円。営業損益は9.7億円の赤字となった。 JAPEX本体は3月決算だが、同社が生産を手がける海外権益の中には、カナダのオイルサンド(超重質原油)事業など、12月決算の事業会社が含まれる。今年1~3月に一時1バレル=20ドル台まで下落した、最も低い原油相場(米WTIの3カ月平均で33.27ドル。前年同期は48.7ドル)の影響も、今第1四半期決算に一部含まれており、前年同期比では大きく響いた。 リーマンショック時を超える低水準 さらには