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「モアイ像」のイースター島で起きた独立運動
モアイ像で知られるチリのイースター島。一番近い有人の島との距離が2000kmもあるという絶海の孤島には... モアイ像で知られるチリのイースター島。一番近い有人の島との距離が2000kmもあるという絶海の孤島には、その神秘に魅せられて多くの観光客が訪れる。しかしその島で独立運動が起こっていることはあまり知られていない。 筆者が最初に独立運動の存在を知ったのは、2016年3月にモアイ像を見るべく島の国立公園内をドライブしていたときのことだ。島のあちらこちらで赤い小舟のようなシンボルがプリントされた布切れがはためくのを目にした。 地元の人に聞いてみると、その小舟のシンボルはこの島に住む先住民ラパヌイの人たちの伝統的な木彫りの胸飾りをモチーフにしたもの(舟ではなく月を形取ったものだそうだ)で、ラパヌイの一部の人々が自治権とチリからの独立を求めて立ち上げた非公式団体「ラパヌイ議会」の旗にも用いられているという。 今やチリ人のほうが多く住んでいる 国立公園内を横断する道路が島の真ん中あたりに差し掛かったとこ
2017/12/29 リンク