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JR貨物が足を引っ張る「JR北海道」の経営
北海道経済連合会の物流プロジェクトチーム(PT)の議論などを通じて、農産品を主体とする北海道の物流... 北海道経済連合会の物流プロジェクトチーム(PT)の議論などを通じて、農産品を主体とする北海道の物流には、北海道と本州間(道外輸送)、札幌と地方間(道内輸送)のいずれにおいても、大きな季節繁閑に加え、片荷が存在することが再認識され、今後抜本的に改善すべき課題として問題提起された。 本項では、上記の物流構造を支えるJR貨物に着目して、まず、JR貨物の北海道における輸送の実態を概観する。そのうえで、JR北海道の損益構造がJR貨物との関係によってどのように変動しているのかを検討しながら、今後の両社の経営の持続性を確立するための方向についても考察を進めていく。 JR貨物の北海道における輸送の実態 JR貨物は、道外輸送において全体の約1割のシェアを有しているが、このうち、道産農産品に関しては約3割を担っている。品目別に見ると、タマネギ、カボチャの約6割、豆類、野菜類の約5割、馬鈴薯、コメ類の約4割など
2018/07/05 リンク