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是枝監督が映画「十年」に積極関与した背景
この映画の共通テーマは、「日本の10年後」。深刻な高齢化問題を解決するために、高齢者の安楽死が認め... この映画の共通テーマは、「日本の10年後」。深刻な高齢化問題を解決するために、高齢者の安楽死が認められる社会を描いた早川千絵監督の『PLAN75』を筆頭に、AI知能が道徳を刷り込む学校と子どもたちを描く木下雄介監督の『いたずら同盟』、個人のデジタル遺産を受け継いだ家族を描く津野愛監督の『DATA』、原発事故による大気汚染で地下生活を余儀なくされた世界を描いた藤村明世監督の『その空気は見えない』、そして「徴兵制」をテーマにした石川慶監督の『美しい国』と、それぞれの監督が独自の視点で10年後の姿を表現する。日本の人々が今抱いている懸念と行く末を、映像を通して鋭く切り込んでいる。 今の日本の姿と行く末を若手監督たちが描く そして、この作品のエグゼクティブプロデューサーには、先日、カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを獲得した『万引き家族』の是枝裕和監督が務めている。作品の選定から、監督への