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鉄道会社にとって、車両は広告塔と言える。乗り心地や設備とともに、その見た目も人々の自社に対するイ... 鉄道会社にとって、車両は広告塔と言える。乗り心地や設備とともに、その見た目も人々の自社に対するイメージを決定づける重要な存在だ。 とはいえ、各社のフラッグシップである特急車両はさておき、一般車両は首都圏を中心にステンレス製の無塗装ボディが増え、帯色以外はどれも似たようなものになりがちである。 おなじみのカラーが引退 一方で、近年はブランドイメージの向上や存在感のアピールを狙い、車体を全面塗装する会社も出てきた。これも、車両のカラーリングが鉄道会社の印象を左右するという証拠である。逆に、鉄道会社がイメージを一新したいときには、カラーリングの変更という手段がよく使われる。例えば、西武鉄道はかつて黄色い車両という印象が強かったが、近年はコーポレートカラーになっているブルーのイメージが強い。