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中国・新興カフェ、急転直下で上場廃止決定的に
中国の新興カフェチェーン、瑞幸咖啡(ラッキン・コーヒー)の不正会計事件が思わぬ急展開を見せている... 中国の新興カフェチェーン、瑞幸咖啡(ラッキン・コーヒー)の不正会計事件が思わぬ急展開を見せている。 ラッキンはADS(アメリカ預託株式)を上場するアメリカのナスダックから上場廃止を通告されたが、それを不服として聴聞会の開催を申し立て、上場廃止を引き延ばす構えだった。ところが6月26日夜、同社は聴聞会の申し立てを取り下げたと唐突に発表したのだ(訳注:直前までの経緯は『中国・新興カフェ粉飾に2回目の「上場廃止通告」』を参照)。 これでラッキンの上場廃止は決定的になった。と同時に、創業トップで董事長(会長に相当)を務める陸正耀氏と、その他の取締役会メンバーとの深刻な確執が露呈した。聴聞会の取り下げの発表から数時間後、ラッキンは同社の取締役会が陸氏に辞任を求め、それを審議するための会議を7月2日に開くと追加で明らかにしたのである。 陸氏への辞任要求は、社内調査を主導する特別委員会が、調査過程で発見