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東京都足立区にある社会医療法人社団慈生会(伊藤雅史理事長)が運営する介護老人保健施設(=老健)「... 東京都足立区にある社会医療法人社団慈生会(伊藤雅史理事長)が運営する介護老人保健施設(=老健)「イルアカーサ」では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で入所者とその家族らはオンラインで面会をしている。 老健とは、自宅と病院の中間施設として位置付けられた介護施設。入所しているのは介護が必要と認定された人だ。主に病院で治療を終えた高齢者が、退院後の自宅復帰を目指している。老健の入所期間は、病院退院後数日となる人がいる一方、家族が介護の準備をすぐにできない場合などには、数カ月にわたるケースもある。 「イルアカーサ」という施設の名前は、スペイン語で、「家に帰ろう」という意味だ。高齢者の療養の場を、家族の住むわが家に近づけたいという思いが込められている。しかし、コロナ禍で昨年来、入所者とその家族らの対面による面会はかなえにくくなった。 オンライン面会で入所者、その家族らに笑顔