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参院選へすきま風「自公連立」漏れ出す不穏な本音
「風雪に耐えて築きあげた」はずの自民、公明両党の連立関係が曲がり角を迎えている。岸田文雄政権の命... 「風雪に耐えて築きあげた」はずの自民、公明両党の連立関係が曲がり角を迎えている。岸田文雄政権の命運を左右する7月参院選に向けた両党の選挙共闘ですきま風が吹いているからだ。 2016年参院選から定着したのが、選挙区候補を互いに推薦し合う「相互推薦」という戦術。しかし、今回は自民が一部選挙区で難色を示して決着を先延ばししたことで、公明がいらだちを募らせ、「ご破算となる可能性」(自民選対)が強まる。 そもそも衆参国政選挙での自公共闘は、与党勝利の前提条件ともいえる。特に自民にとって、創価学会という強固な全国組織を持つ公明の選挙支援が、自公連立による「巨大与党」継続への命綱となっていた。それだけに、今回の公明党の厳しい対応について、自民党内からは「公明の支援がなければ参院選勝利はおぼつかない」(選対幹部)との悲鳴も漏れる。 細くなった自民首脳と公明党のパイプ その一方で、自民保守派からは、憲法改正