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労働懲罰説の意識で働こう
労働には二つの考え方があります。一つは労働神事説です。労働そのものによって神に仕えるという思想で... 労働には二つの考え方があります。一つは労働神事説です。労働そのものによって神に仕えるという思想です。もう一つは労働懲罰説。労働というのは懲罰で、労働をしている間は刑務所に入っているようなものだという思想です。 ユダヤ教やキリスト教の根底に流れているのは、後者の労働懲罰説です。人間は、本当は働かなくてもよかったのだけれども、アダムとイブが原罪を犯したために、額に汗して働かなければならなくなったと考えます。これが欧米人の労働観です。だから欧米人は、労働時間を短縮しようと、ピラミッド型の組織を作って命令系統をはっきりさせ、能率を上げようとします。 ところが、日本人の労働観は、労働神事説です。きっと弥生文化で培われたのでしょう。古代の祝詞の中に「よさし」という言葉があります。「委託」という意味です。神様から稲を作る仕事を「よさし」された、つまり農業をやることによって神様に仕えているのだと考えるので
2017/03/27 リンク