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常識破り「国策半導体ラピダス」成功に必要なこと
日本で次世代の最先端半導体を量産することを目指して2022年8月に設立されたRapidus(ラピダス)。トヨ... 日本で次世代の最先端半導体を量産することを目指して2022年8月に設立されたRapidus(ラピダス)。トヨタ自動車やソフトバンク、ソニーグループなど8社が73億円を出資するほか、日本政府も約3000億円を助成するなど官民一体の一大プロジェクトとなっている。 ラピダスは2027年には2ナノ世代の半導体を量産する目標を掲げているが、同社は半導体業界におけるゲームチェンジャーとなるのか。半導体アナリストの南川明氏が同社の勝算を解説する。 日本にラピダスが必要なワケ まず、ラピダスがなぜ必要なのかを説明しよう 日本は官民一体で先端半導体の国産化を目指しているが、それは、半導体は経済安全保障上、安定確保の重要性が高いからだ。半導体を確保できなくなれば自動車、産業機器など全ての産業が立ち行かなくなる。 特に先端半導体は重要な戦略物資として、世界各国が自国開発や生産を強化する動きが広がっている。海外に