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がん治療に進展?新薬がもたらす延命効果
5月下旬、腫瘍を攻撃する免疫系の働きを活性化する新薬に、よくあるタイプの肺がんの患者の生存期間を延... 5月下旬、腫瘍を攻撃する免疫系の働きを活性化する新薬に、よくあるタイプの肺がんの患者の生存期間を延ばす効果があるという研究が発表された。この種の新薬の効果を示す研究が最近、相次いでいる。 また、免疫治療薬の効果が見込める患者の腫瘍には、特定の遺伝子的特徴があるとの研究も発表された。 免疫を邪魔する分子を抑え込む この発見により、これまでは免疫治療薬が効かないと思われていた、直腸がんや前立腺がんといったがんの患者の一部にも、免疫治療薬の使用が広がる可能性がある。免疫治療薬は高価だが、これまでは主に予後の悪い皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)や肺がんでしか劇的な効果は認められてこなかった。 「(効果が期待できることを示す)遺伝子的特徴が見つかった人は、チェックポイント阻害薬を使った治療を受けるべきだ」と、ジョンズ・ホプキンス大学のルイス・ディアス准教授(腫瘍学)はあるインタビューで語って