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肥満治療薬「美容目的で使う人」に生じる"その後"
GLP-1受容体作動薬という肥満症治療薬が注目を集めている。わが国では、2024年2月22日、デンマークのノ... GLP-1受容体作動薬という肥満症治療薬が注目を集めている。わが国では、2024年2月22日、デンマークのノボ・ノルディスク社が開発したセマグルチド(商品名ウゴービ)を医師が処方できるようになる。 Breakthrough of the Year 科学界での評価も高い。 12月14日、アメリカの『サイエンス』誌がこの薬の開発を“2023 Breakthrough of the Year(ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー)”として紹介した。筆者も前回の記事(関連記事:薬の保険適用で変わる「肥満は自己責任」の考え方)で、この薬の意義について解説した。 その一方で、この薬の使用をめぐり混乱も生じている。その一例が、12月15日に朝日新聞が報じた「東京大学医学部附属病院の2人の研修医がリベルサスを処方しあっていた」事件だ。